スワップ金利目的のFX投資を行う投資家を、俗にスワップ派と呼びます。スワップ金利目的の投資は、「安い通貨を売り、高い通貨を買う」戦略です。「キャリー・トレード」とほぼ同義語になります。キャリー・トレードとは、機関投資家の間で一般的な投資方法で、「金利の低い通貨で資金調達し、金利の高い通貨で運用して利ざやを稼ぐ手法」です。例えば、1%で1億円借りて、5%で運用すれば、500万円(受取利息)−100万円(支払利息)=400万円の利益が出ます。FX投資では、このキャリートレードを簡単に行い、かつ毎日金利収入を得ることができます。そのため、スワップ金利目的のFX投資は大変人気があります。毎日どのくらいの金利収入を得れるかは以下の通りです。金利収入は、2008年2月時点、1万通貨あたりのおよその金額です。スワップ金利の数値は、スワップ金利が現在最も高いForeland Onlineを利用。『ポンド円→1日の金利291円、1年の金利10.6万円』『NZドル円→1日の金利180円、1年の金利6.6万円』『豪ドル円→1日の金利166円、1年の金利6.1万円』『ユーロ円→1日の金利155円、1年の金利5.7万円』『加ドル円→1日の金利96円、1年の金利3.5万円』『ドル円→1日の金利85円、1年の金利3.1万円』『スイスフラン円→1日の金利51円、1年の金利1.9万円』金額に違いがあるのは、それぞれの通貨に伴う金利が異なるためです。つまり、ポンド、NZドル、豪ドルの順で金利が高いことを示しています。一方、スイスフランは、日本同様低金利通貨のため、スワップ金利収入は小額です。なお、銀行の預金金利を見れば分かるように、日本円は最も金利の安い通貨です。ポンド円1万通貨を1年間保有した場合、約10.6万円の金利収入になります。ドル円1万通貨の場合、3.1万円です。スワップ金利が高く手数料無料のForeland Onlineでは、初回入金が0円から可能で、4万5千円でポンド円を1万通貨保有できるため、うまく行けば、4.5万円の元手で10.6万円の金利収入を何もしないで得る可能性もあります。手数料も無料のため、スワップ金利=利益となります。なんと、利回り約200%以上です。スワップ金利収入を得る具体的な手法は、とても簡単です。単にポンド円やNZドル円の買いポジションを保有するだけです。相場が上がろうが下がろうが、スワップ金利の受け取りに関係はありません。単に保有するだけでです。それだけで、365日、金利収入が入ってきます。とても魅力的な投資術です。 スワップ派は、うまくいけば、ポンドを保有するだけで年利400%も達成な魅力的な投資術だと分かりました。しかし、当然、考慮しなけばならないこともあります。スワップ金利は、各通貨の金利差を利用しての投資術です。そのため、金利動向にスワップ金利の受取額は左右されます。現在の高金利通貨、ポンドの金利が大幅に下落する一方、円の金利が大幅に上昇すれば、受取額は減少します。ただし、各国の金利は1年を通じてそれほど大きく変化するものではありません。為替レートの変動幅に比べれば小さなものです。そのため、スワップ金利収入は事前の見込み程度は、安定的に得ることができます。2006年の各国の金利政策の一般的な見通しは、ポンドに関連しては据え置き模様。ドルは年初に1度か2度の利上げが行われた後は、不透明。NZドルは年初に利上げの可能性。一方、年後半は経済の減速を受け利下げの可能性も。豪ドルは据え置き。一方、低金利通貨の円は据え置き。スイスフランは、複数回の利上げの可能性もあると考えられています。為替レートの動きに注意が必要なことです。金利動向は為替レートよりも安定的。そのため、スワップ金利は安定的に受け取ることが出来ます。一方、為替レートは大きく変動する可能性があります。例えば、ドル円は2005年、101円台から一時121円台まで上昇しました。この場合は、スワップ金利も為替変動益も得ることが出来ます。仮に10万通貨でドル買いポジションを保有していた場合、スワップ金利を48万円とし、20円の変動益を取ることが出来れば、248万円の利益になります。一方、ドル円が121円から101円まで下落した場合は、スワップ金利で48万円利益が出ても、為替変動損で200万円ですから、トータルでは152万円のマイナスになります。スワップ派は低レバレッジで長期的な運用を目指す必要があります。スワップ金利は各取引業者によって異なる点が挙げられます。例えば、同じドル円でも、10万通貨あたり1日1470円の取引業者がある一方、1日1350円の取引業者もあります。前述したように、スワップ金利も為替レートよりは小さいものの変動しています。そのため、リアルタイムで各社を比較することは困難です。ただ、取引業者によってスワップ金利を他社よりも有利にしようとする投資信託取引業者もあるようです。スワップ派に人気のある取引業者には、セントラル短資などがあります。つまり、スワップ派の投資術は、まずスワップ金利を優遇する取引業者を選び、為替変動に注意しながら、キャリートレードを行うことになります。低金利の円かスイスフランを売り、高金利のポンド、ドル、NZドルなどを買うのが一般的です。